福岡・佐賀研究調査フィールドトリップ(その2)

 3日目からはI-AUDのスタジオCのフィールドトリップにオブザーバーとして参加しながら、I-AUDに今年から講師として赴任された平瀬先生の作品の見学や重要伝統的建造物群保存地区の調査・見学を行いました。このフィールドトリップは「歴史的建造物に対する振る舞い・態度を考える。」というテーマがあり、テーマに沿ったプロジェクト等を平瀬先生にご案内いただきました。

この日は、福岡市内の有名建築や平瀬先生設計のプロジェクトを中心に見学させていただきました。

午前中は、筥崎宮周辺にある平瀬先生設計のテツシンデザインを見学をさせていただきました。このプロジェクトは、旧九州大学箱崎キャンパスで多くの学生に愛されていた施設の一部を移築し、新しい建築の一部として活用しているプロジェクトです。

午後には、平瀬先生設計のハレノガーデンや、アクロス福岡、天神ビジネスセンターを見学しました。

ハレノガーデンは旧福岡県公会堂貴賓館が中心に建つ川沿いの公園です。このプロジェクトも、歴史的建築物に対してその周辺を開発する際にどのような注意を払ったかなどについて説明していただきました。

 

次に訪問したアクロス福岡はエミリオ・アンバースと日本設計による設計で、有名な山のような建築です。よく見かける写真は竣工直後のものが多く、植栽がまばらに見えますが、竣工から20数年が経ち植栽が成長し、まさしく山のような外観になっています。

 

最後に、最近竣工した天神ビジネスセンターを見学しました。このプロジェクトはOMAの重松さんが設計したもので、地下鉄駅と接続したオフィスビルとなっています。

エントランスの形状が特徴的です。

内部のオフィス入り口には複数の家具が設置され、簡単な打ち合わせや待ち合わせができるようになっています。

この日はここで解散となりました。